新撰組

1603年から1867年まで、246年間もの間、徳川将軍家が日本を統治していた時代が江戸時代です。しかし、1853年にアメリカから黒船という武装した蒸気船が来航し、開国を迫りました。そこから、江戸幕府は、他国を追い払おうとする派閥と、他国の要求を受け入れようとする派閥に分かれていきました。これを起点として、江戸幕府が弱体化していきます。京都では江戸幕府を倒そうとする尊王攘夷派が勢いづき、時代は混迷を極めていきました。その尊王攘夷派の動きから、治安を維持するための警護団として活躍したのが「新選組」です。『剣の技術が高ければ、身分が低いものでも新選組に加わることができる』という方針であったため、近藤勇のように、サムライになりたい若者が多く集まりました。多い時で、隊員は200人以上になったと言われています。新選組は、一番から十番までの部隊があり、それぞれの部隊には、組長がいました。実践に近い形で剣の腕を磨いていたこと、厳しい規律があったことなどによって、新選組は“最強の剣客集団”となっていきました。彼らが、江戸幕府への忠誠を誓い、それを示すために「誠」の文字をあしらった旗と衣装は、現在に至るまで「新選組」の象徴となっています。しかし、新選組の活動は実らず、1867年に江戸幕府は終焉をむかえました。それによって新選組は日本最後のサムライ集団となったのです。